今回は兵庫県神戸市須磨区のK様よりご依頼をいただき、瓦屋根の葺き直し工事を行ってきました。
瓦屋根の改修工事とは、屋根の瓦を外して、防水シートや下地の補修・補強を行ったり、
新たに防水シートや木材を張り直してから、瓦をもとに戻す工事の事を指しますが、
その中でも全部を新品に取り替えるのではなく、
一部材料を再利用して改修する工事の事を「葺き直し工事」と呼び、
主に瓦や一部金具等を清掃し再利用します。
必要に応じて、瓦も新品に取り替える「葺き替え工事」も行います。
葺き直し工事のメリットは、葺き替え工事と比べてコストを抑えることができる点や、
昔ながらの伝統や、こだわりのある瓦などを残したまま改修を行える点です。
また、瓦の寿命は50年から60年と言われているのに対し、
瓦の下にある下地や防水シートなどは、20年から30年と言われているため、
瓦と比べるとどちらも傷むのが早く、雨漏りや家屋の劣化の原因になります。
適時に葺き直し工事を行って補修・補強メンテナンスを行うことによって、
より長く、より安心して生活を送っていただけます。
詳しくは、当方までお問い合わせください。
では、今回の兵庫県神戸市須磨区のK様邸の、瓦屋根葺き直し工事の様子をご紹介していきます。
1、瓦の撤去(再利用します)
まずは瓦屋根の一時撤去を行います。
こちらは屋根の一番上にある大棟と呼ばれる部分を撤去した際の写真です。
そして、どんどん瓦を撤去していくと、下地が見えてきました。
劣化が進んでいるのがうかがえますね。。。
2、破棄する古い材料の撤去
古い桟木と防水シートを撤去します。
今回のK様邸には元々、室内に光を取り入れるための小窓が設置されていたのですが、
今回の葺き直しのついでに撤去する事になりましたので、この時点で塞ぐことになりました。
3、新たに使用する材料の設置・施工
ここからは新しい下地の施工に入ります。
まずは防水シートを全面に貼付施工していきます。
今回使用したのは、田島ルーフィング株式会社製のPカラーを使用しました!
続きまして、新しい桟木を設置。
こちらは軒先にプラスチック面戸を設置!
古くからここには漆喰が用いられていましたが、
近年は耐久性にも優れているプラスチック面戸を使用することもあります!!
4、瓦の再設置(再利用)
新品の防水シートと桟木の上に、瓦を並べた後、一枚一枚丁寧に並べていきます!
ここが最後の山場!
瓦を並べ終えたので、後は大棟を設置するための土台作成の工程です。
のし瓦を積む際に、雨漏りなどを防ぐための接着剤として、漆喰やシルガードなどがよく使われます。
5、完成!
そしてついに完成!!
今回は小窓も撤去し、下地も新しくしたので、屋根の耐久性が向上し、
さらに雨漏りの心配もなくなりました!!!まさに一石二鳥です!!!
これでまた安心してお過ごしいただけますね!
K様、今回のご依頼、誠にありがとうございました(^O^)/
皆様も、屋根のことで不安やご相談がございましたら、是非ナガヤプラスまでご連絡くださいませ。
当方が責任を持って、丈夫で安心な屋根をお造りいたします!!