今回は福島県相馬市のM様よりご依頼をいただき、
屋根を丸ごと新しくする葺き直し工事を行いました。
「葺き直し」の手順とともに、詳しくご説明させていただきます!
まずは、なぜ葺き直しを選択したのか、その理由からご紹介します。
・屋根の下地が傷み雨漏りが発生している。
・瓦屋根は重量があるが、耐震性に関して問題がある。
・屋根材自体がボロボロになっている。
上記のような場合は、補修やカバー工法では対応しきれないため
葺き直し工事で改修することをがほとんどです。
今回は、瓦屋根の劣化や大棟(おおむね)の損傷があったため
葺き直し工事を行いました。
▼施工前の写真
しっかり施工前に現地調査を行い、雨漏りが発生している箇所や
瓦の劣化状況を確認します。
それでは、葺き直し工事の最初の工程からご覧ください。
- 【1、瓦屋根の撤去】
葺き直し工事の工期は、平均10日~14日ほど。
足場の工事を行い、既存の屋根材を取り外していきます。
- 【2、下地の強化】
次に既存の防水シートをはがし、下地をむき出しの状態にします。
▼撤去中……
▼撤去完了!
キレイに掃除し、傷んでいる部分の補修・補強を行います。
葺き直し工事のメリットは、下地部分から改修工事を行えることです。
これで、雨漏りトラブルを解消できますので、建物の寿命もより長くなります。
【3、防水シートの施工】
キレイに整えた下地に防水シートを貼り付けます。
今回は、「改質アスファルトルーフィング」という
防水シートを使用しました。
【4、新しい屋根材が葺き替え】
そして次に瓦を並べ、一枚一枚取り付けていきます。
今回は、既存の瓦をそのまま使用しています。
瓦が全て並べ終わったら、最後の工程に移ります!
【5、大棟の施工】
最後に行うのが、大棟(おおむね)と呼ばれる、
屋根の一番上で水平に葺かれている箇所の施工です。
屋根面と屋根面が合わさっている部分ですね。
土台を作り、その上からカバーを取り付けていきます。
これで屋根の葺き直し工事は完了となります。
施工前と比べると、キレイになりましたね!!
これで、雨漏りの修理も同時に完了いたしました。
これからは雨の日でも安心して過ごせますね!
ナガヤプラスでは、自然災害に強い屋根作りを目指しています。
屋根のお困り事があれば、ぜひナガヤプラスにご相談ください!